酒と泪とホルンと・・・ -6ページ目

驚愕!

ん~。参った。


なんと、あのウィーン・フィルが

この豊田にやってくるのだ!


今年もウィーン・フィルの日本公演が11月にあるのだが、

豊田にも立ち寄ってくれるらしい。


2006年の日程


名古屋ではなく

豊田ですよトヨタ!!


しかも、

東京公演の間を縫って、

わざわざ来てくれます。


野球で言えば、

ニューヨーク・ヤンキースが

やってくるようなもんでしょうか。


ん~、いいんでしょうか。

こんな田舎に。

恐るべしトヨタ市。

指揮はアーノンクール。


曲は

モーツァルトの39番、40番、41番と

3大後期。


豊田市のホールはちっちゃいシューボックスのホール。

キャパは1000人程度です。


豊田市コンサートホール


ウィーン・フィルのモーツァルトを聞くには

もってこいの大きさです。


そして、

お値段もメジャー級。

S席は31,000円です!


多分、他のホールと同じ値段だと思うのですが、

ちょっと手が出ません!


モーツァルトイヤーとはいえ、

モーツァルトの交響曲のみというプログラムも、

ちょっと引っかかります。


行くべきか、行かざるべきか。


大いに悩みます!





トトロとハウル

久石譲, 新日本フィルハーモニー交響楽団, 糸井重里
オーケストラストーリーズ となりのトトロ

まずはトトロ

宮崎アニメの名作、「となりのトトロ」の

サウンドトラック、オーケストラバージョンです。


ナレーションや楽器紹介もあって、

クラシックになじみのない方も楽しめる曲です。


それにしても、

オーケストレーションが厚い。

ピアノ、ハープ、チェレスタ、打楽器多数。

春の祭典並みというのはちょっとオーバーですが、

子供向けの曲だと思って聞くと、

その迫力に驚かされます。


次回のファミリーコンサートに取り上げたいのですが、

うちのオケでできるかどうか

ちょっと不安です。


次はハウル。

遅ればせながら、

ハウルの動く城を見ました。


時代は過去だか未来だか

よくわからないようなファンタジーなのですが、

現在の日本が抱える問題を

さりげなく風刺、というのは大げさかな、

さりげなく指摘しているところが、

宮崎駿監督っぽくって、

よかったです。


キムタク倍賞千恵子という組み合わせも、

なんだか新鮮でした。


倍賞千恵子のお相手といえば、

やっぱり高倉健なのですが、

キムタクも

高倉健の肩に並んだ

ということでしょうか?!



ちなみに、

「はうる」を変換すると

「歯売る」とでてきました。


歯、売ります(笑)



組曲「でんでんむし」

でんでんむし 今週の水曜日は

2ヶ月に1度のレッスン。


今回から1時間半。

30分延長です。

最初は基礎練習から。

やはり前回と同じく、

スラーの滑らかさ指摘されました。


自分では上手くできているつもりでも、

まだ「ゴツゴツ」しています。

音が変わってから、

息で少し押してしまう癖が露呈。

要練習です。


曲はブラームスのホルントリオ。

スラーとタンギングの差をもっとはっきり。

表現するところは

もっと

「わーっと」

吹かないと!


大人しいんです、吹き方が。

もっと自分を出さないといけませんね。


これは、自分の生き方にも通じるところが。。。



さて、

レッスンが終わると、

他の生徒さんも合流して

アンサンブル大会!

先生も一緒にみんなで六重奏です。


写真はそのときの1曲。

組曲「でんでんむし」


おなじみの

♪で~ん で~ん む~し む~し

  か~たつむり~

の変奏曲です。


全部で10曲ほどあります。


ウィンナワルツバージョンや

ハバネラ、

アルプスの少女ハイジバージョンなんていうのも!


圧巻は音頭バージョン!

でんでんむしが盆踊りになっています!

笑えます!!



他には

「ヘンゼルとグレーテル」なども

吹きました。



それにしても、

先生は下吹きなので、

6番や4番を吹いてくれたのですが、

とってもいい音がするんです!

かっこよかった!


こんなに上手な人と一緒に吹いたのは

初めてです!


ちなみに、

僕はバテバテで

終盤はもう音が出ませんでした(笑)


でも、

唇にプレスの跡がありません。

マウスピースを押し付けることなく

口の筋肉だけで支えることが

できるようになっています。

それを確認できたのは

大きな収穫でした!





悲しいとき・・・

ストーブ 春うらら


そんな言葉が似合う季節になってきました。


それでも、

朝晩はまだまだ冷え込む日もあります。


先日、我が家のダイニングに置いてある

電気ストーブが故障してしまいました。


メーカーに問い合わせると、

部品の交換代が5千円ほどするとのこと。

しかも、プラス送料がかかります。


それなら、ちょっともったいないけど、

新品を買った方がいいだろうとの結論に達し、

新しいストーブを購入することになりました。



そんな中、

新聞の折込チラシに電気店の広告が。

「大決算セール!!」


どうやら3月は決算が近いので、

電気店も在庫を処分したいようです。


電気ストーブも売れ残りが

激安に違いない!

早速、近所の電気店へと急ぎました。



妻と2人、意気込んで

大型電気店へと入っていきます。


入り口横には空気清浄機がズラリ。

そろそろ花粉の季節ですもの。


さて、暖房器具はいずこ?



あたりを見ましても、

それらしき姿はありません。


しかたなく、店員さんに聞くと、

「こちらですね。」


奥の方へと導かれていきます。



そして、そこには驚愕の事実が・・・




暖房器具コーナーには


ストーブが、たった1台鎮座しているだけ。


しかも、ガスストーブ 10畳用 34,800円!



店員さん

「いかがですか、お安くなってますよ。」


確かに、これでも5千円引き。

安くはなっているが、

うちのダイニング、そんなに広くないし、

欲しいのは電気ストーブ。


ginzirou

「あの、他にはないんですか?」

店員さん

「売れちゃって、これしかないんですよ。」



そうか、

今年は寒かったので、

ストーブ、売れちゃったんですね。

っていうか、

そもそも、この時期、

ストーブはもう売っていないんでしょうか。



あきらめきれない我々は

次の電気店へ。


しかし、

結果はやはり同じ。

次のお店にも

火鉢の格好をした

レトロ感たっぷりの石油ストーブがあるのみ。



失望感に打ちのめされた我々は、

フラフラと誘われるように隣のリサイクルショップへ。


でも、そこで出会ったのでした。

「セラミックヒーター 1,500円!」

しかも、スチーム機能付き!


5年落ちですが、意外ときれい。

説明書もちゃんと付いています。


迷わず購入。


写真は、我が家にやってきた

セラミックヒーター君です。


これで、朝晩の冷え込みもしのげそうです。



世の中の移り変わりの早さを実感した一日でした。














発見!

ホルンの練習場所には

いつも困るのですが、

休みの日は、

ミュージックショップの練習室を借りて、

練習しています。


1時間315円と格安です!


この間、練習中にふと思いついて

やってみたことがあります。


ピアノの一番右のペダルを踏んだまま

ホルンを吹いてみました。


するとどうでしょう。


なんと、ピアノからホルンの音が

聞こえてくるではありませんか!


どうやら、

ピアノの弦が

ホルンの音に共鳴するようです。


それでは、

ドー、ミー、ソー

と続けて吹いてみます。


おおっ、ひとりハーモニーです!


ミの音を低めにとると

なんとも美しい純正律の和音になります!


ピアノではなかなか難しい、

純正律の和音が楽しめちゃいます。



ちなみに、低音を吹いてみると、

いろんな倍音が共鳴します。


まるで、中世ヨーロッパの教会で

吹いているようです(行ったことありませんが・・・)


音って空気が振動して伝わっていくんだな

というのを改めて実感しました。

これは病みつきになりそうです。


ホルンの奥深さを知った一日でした。





下呂温泉

下呂  


先日、日本三大名泉の一つ、

下呂温泉に行ってきました。



泊まった宿はこちら。

下呂観光ホテル本館


和風の旅館スタイルなのですが、

とてもモダンな雰囲気のホテルです。


女性は浴衣が選べたり、

エステがあったり、

アロマポット、

無料の喫茶コーナー、

読書コーナー

などなど。。。


女性が喜びそうで

しかも一緒に来ている男性が

たいくつしないような仕掛けが

たくさんありました。


下呂温泉というと、

おじさん、おばさんばかりを想像していたのですが、

ホテルには大学生風の若いカップル

たくさんいたのは意外でした。



館内で薬草蒸しサウナというのを

体験してきました。


穴の開いた大きないすに

素っ裸ですわり、

上から床屋さんみたいな

おおきなエプロンをします。


顔だけ出てる感じですね。


しばらくすると

下の穴から

薬草の蒸気が

ムラムラと沸いてきます。


5分もすると汗だく。

なんだか、

せいろで蒸されている

シュウマイやショウロンポウになった気分です。


30分で終了。

体中の老廃物が代謝されて、

お肌もすべすべになりました。



翌朝は早朝特別露天風呂へ。

川のせせらぎを眺めながら

最高のお風呂でした。



写真は

下呂合掌村で体験した、

湯飲みの絵付けです。


窯で焼いた後、

自宅へ郵送してくれます。


どんな湯のみになるか

楽しみです!



帰りにスキーを少々。

足がガクガクになりました(笑)


そして、また温泉。

ひめしゃがの湯


お湯の色がまっ茶色。

ちょっと秘湯っぽい温泉でした。


いろいろと満喫できた

温泉旅行となりました!









エキストラ

先日の日曜日、師匠の紹介で

師匠の指揮する

吹奏楽のエキストラに行ってきました。


1週間前に話があり、急だったのですが、

たまたま自分のオーケストラの練習もなく、

予定も特に入れてなかったので

参加することができました。


コンブリオ・シンフォニカ


練習には参加できなかったので、

当日ゲネ・プロと本番のみのお手伝いです。



すごいな、と思ったのは

会場に入ると、すれ違う団員の人が

みんな僕に挨拶をしてくれること。


パートとか関係なく、

みんなが、

「こんにちは、よろしくお願いします。」

と挨拶してくれるのです!


なので、

すぐに団の雰囲気にも

溶け込むことができました。


本番も楽しく演奏することができました。

師匠も団員のみんなから慕われていて、

いいバンドだなと感じました。


師匠も楽しそうに指揮をしているのが

とても印象的でした。


ちなみに、

師匠のご好意で

楽屋を一緒に使わせていただきました。

なんともVIP待遇!!

また機会があれば

お手伝いをさせてもらいたいと思います!





恋は盲目(エピローグ)

今回の一件は

ひとり、胸の内に秘めておくことにした。


もちろん妻にも内緒である。


「ひつまぶし弁当」は

賞味期限が切れそうなので

冷蔵庫の奥に

妻に見つからないよう

しまっておいた。



翌日、出勤したミキオは

あることに気がついた。

弁当を忘れた!


今から取りに帰っても

始業には間に合わない。

お昼に食べに帰るか、

夜、帰宅したから食べるか。


散々迷い思い巡らせていると、

後から別の職場に出勤する妻から

一通のメールが。


いつもと違うお弁当だね。

 お昼に抜けられそうだから、

 休み時間に届けるよ。」


なんと優しい妻であろうか!


しかし、

結局、事の顛末を

全て話さねばならなかった。


夫婦で隠し事はできない

と改めて実感するミキオであった。。。



(完)





















恋は盲目(後編)

ミキオはいっぱいになったかごを持って、

レジに並んだ。


別に意図しているわけではないのだが、

どうもこの時間は

山本さんのレジに並ぶことが多い。

とりたてて美人というわけではないが、

色白のスリムな女性だ。


「2564円になります。」


山本さんが明るい声で値段を告げる。


ミキオは一瞬戸惑ったが、

あらかじめ出しておいた2千円の上に、

さらに千円を置いた。

そして、小銭入れから1円玉を4枚見つけ、

千円札の上に置いた。


お釣りの440円を受け取りながら、

ミキオは今ひとつ納得がいかなかった。


買い物をする時、

ミキオは

きちんと計算しているわけではないのだが、

かごの中身の金額が

ある程度、感覚で予想がつく。

それを得意としているのだ。


今回は2千円とちょっとのはず。

千円札2枚をあらかじめ出しておき、

レジのお姉さんが「ピッ、ピッ」とやっている間に

残りを小銭で支払えるよう

スタンバイしていた。


「ふっ、オレの見立てどおりだろう。」

とレジのお姉さんに見せ付けるのが

小市民ミキオの密かな楽しみなのだ。


ところが、

今回は想定外。

さらに千円札を出さないといけないという

屈辱を味わったのである。


ミキオは訝しげな顔をしながら

受け取ったレシートを

じっくり見直した。


そしてそこには

ミキオが今までに経験したことのないような

驚くべき事実が記されていた。


弁当  1200

-600


解説しよう

商品が半額の割引となった場合、

レシートには、まず定価が記され、

その下に割引となった金額が記される。

つまりこの場合は

ー600と記されることで、

600円値引きされて半額になった

ということになる。



せ、千二百円!!


一体どういうことだ。

レジのお姉さんが間違えたのか?

許せん!


鬼の形相となったミキオは

「1200円のわけないだろう。580円じゃないか!」

レジのお姉さんの胸倉をつかんで

問い詰めよう





としたのを

かろうじて踏みとどまり、

冷静に考えた。


レジではバーコードを読むだけだから、

一応確認しておいた方がいい。


商品でいっぱいになった袋を

両手に下げながら、

ミキオはお弁当コーナーへと走った。



そこでミキオは見たのである。

信じられなかった。



まだ二つほど残っていた、

買った物と同じ弁当を手に取り、

じっくりと見つめた。



ミキオが手にした箱には

なんと 「ひつまぶし」

と書いてあるではないか!



半額シールが貼ってあり

多少隠れているとはいえ、

箱にはうなぎの絵がしっかりと描かれている!



震える足を抑えながら、

ミキオは

お弁当コーナーの掲示を

もう一度見直した。


そこには二つの弁当の名前が

書かれていた。


「味噌かつサンド」

「ひつまぶし弁当」


ミキオが最初に立ち寄ったとき、

残っていた弁当は1種類。


つまり、

「味噌かつサンド」は、

すでに無かったのである!




あまりの出来事に打ちひしがれたミキオは

その後、どうやって帰ったか覚えていない。

肉じゃがをどうやって作ったかも記憶に無い。



うなぎの絵が描いてあるにもかかわらず、

なぜ「ひつまぶし弁当」を「味噌かつサンド」と

見誤ったのか。


お昼代を節約するつもりが、

700円もかかってしまった。


どうして「ひつまぶし」とサンドイッチを

一緒に食べないといけないのか。

それなら、もう一品は

サンドイッチではなくおにぎりに

しておけばよかった。



ミキオは3重のショックに

立ち直るすべを失っていた。




恋は盲目。


人は恋に落ちると、理性や常識を失ってしまうことがある。



「味噌かつサンド」への想いは

叶わずに終わりを告げた。。。



このお話はフィクションですが、

実在の物と、かなり関係があります。

恋は盲目(前編)

あの日、僕は恋に落ちた。



日曜日の夕方、

ミキオはいつも行くスーパーに

夕食の買出しに出かけた。


日曜日も仕事で遅い妻の代わりに

夕食の支度はミキオがするのが日課になっている。

今日の献立は肉じゃがだ。



「本日特売100g 88円!」の牛こま切れ肉

を手に入れたミキオは上機嫌だった。


ひと通り材料を買い揃えると、

ミキオはお弁当コーナーに立ち寄った。


明日の昼食を物色するためだ。

この時間になると、

売れ残った弁当に半額シールが貼られるのだ。


そう、お小遣いの節約なのである。


だが、

今日はまだ少し時間が早いのか、

半額シールが貼られた弁当は見当たらない。



少々気落ちした

そんなミキオに

運命の出会いは訪れたのだった。





ふと、隣のコーナーを見ると、

見慣れない掲示がしてある。


「味噌かつサンド580円!」


ミキオは胸の鼓動が高鳴るのを感じた。


どうやら、

セントレアで売られているお弁当が

今日は特別に、このジャスコでも販売されているらしい。


立派な箱に入った味噌かつサンドは

中を拝めないが、きっと美味しいに違いない。


ミキオの喉がごくりと鳴った。



しかも、なんと20%引きのシール

貼られているではないか!


ミキオの脳みそが素早く回転した。

580円の20%引き=約460円


こんなとき、小さい頃習っていた

そろばんが役に立つ。

親に感謝の気持ちでいっぱいになるのだ。


だが、ミキオは迷っていた。

もう少し待てば半額になるのではないかと。


あたりを見回すと、

近くのチルドコーナーに

人が集まっている。

そう、まるで、

撒き餌に群がる魚のように。


どうやら、

店員のお兄ちゃんが、

商品に半額シールを貼っているらしい。


あのお兄ちゃんは

必ずこの弁当コーナーにも来るはず。


そう冷静に判断したミキオは

近くを一周することにした。


お肉コーナーでステーキを試食し、

2,3分で戻ってくると、

ミキオの読みどおり、

あのお兄ちゃんは、お弁当コーナーで

半額シールを貼っていた。


嬉々としたミキオは

シールが貼られたばかりの味噌かつサンド

お兄ちゃんからひったくるようにして奪い、

かごに入れた。


そう、

580円の半額は290円なのである!


ただ、

これだけではミキオの胃袋は夜まで持たない。


210円のサンドイッチを

同じく半額で手に入れ、

ご満悦のミキオはレジに向かった。


明日のお昼代は

合計395円!


ミキオは大満足であった。


しかし、

しかし、

いったい誰が予想したであろうか!

悲劇はここから始まるのであった!!!


後編に続く。。。