酒と泪とホルンと・・・ -7ページ目

N響アワー

先日、日曜日の夕方、

テレビ欄にふと目をやると、

N響アワー

 ブラームス交響曲第一番

とあるではないですか!


久しぶりに、

じっくりN響アワーを見ました。


指揮はブロムシュテット。

御年79歳です。


ホルンが木管の後ろで一列。

トランペットとトロンボーンは上手、

ベースは下手。

という珍しい配置でした。


ブロムシュテットは当然暗譜。

79歳とは思えぬ、

エネルギッシュな演奏でした。

弦楽器がとってもよく鳴っていたのが

印象的です。


それにしても、

ブラームス、何回聞いても飽きないですね。


今回、管分奏を見るために、

ブラ1は何十回とCDを聞いていますが、

ちっとも飽きることがありません。


スコアも何度も見返していますが、

とってもおもしろい


いろんな楽器が重なったり、

音を引き継いだり。

さすが、20年以上もかけて

じっくり煮込んだだけのことはあります!

次回の演奏会

次回の演奏会のプログラムがようやく決まりました。

本番は6月だというのに・・・

ドヴォルザーク スラブ舞曲第一番

モーツァルト フルートとハープのための協奏曲

ブラームス 交響曲第一番


ブラームス、モーツァルトと決まって

ドヴォルザークは最後に決定。


オープニング(うちのオケでは1曲めをこう呼んでいます)は

スラブ舞曲、1曲だけ?!


わずか、3,4分で終わってしまいます。


この演奏会をコース料理に喩えると、


メインは

30年じっくり煮込んだ

牛フィレ肉の赤ワイン煮込み


スープは

トマトと野菜の

具沢山あっさりスープ


前菜が

揚げだし豆腐


といった感じでしょうか?!?


別にいいんです。

前菜が揚げだし豆腐でも。

おいしくいただければ。


プロではないので、

多少あれ?と思うところがあるのも

また愛嬌です。


でも、

揚げだし豆腐、

たったひときれしかないよ!!


せめて2曲はやりたいものです。

確かに、弦楽器は大変かもしれませんが、

それほど難しい曲ではないと思うのです。


ん~。。。


指揮者の先生も

あと2曲ぐらいやったら

とおっしゃっていることですし。



お客さん、がっかりしないかな~。


それにしても、

アンコールには定番の

ハンガリー舞曲を

やりにくいような、いいような。


舞曲→舞曲で締めるのも

またいいのかもしれません。


となると、

ハンガリー舞曲はお茶漬けか??




大きな一日!

 2回目のレッスン。

私のホルン人生が

大きく変わった一日

といっても過言ではないでしょう。


一つ目は

舌の位置。


音の高さによって

舌の位置が変わるということ。


低い音から高い音に移るにしたがって

A→O→U→E→I

舌が上がっていくのです!


だから、

低音を出すときは

「A」をイメージする。

高音では

「I」をイメージする。


ということを教わりました。


これまで

唇のことは気にしていましたが、

舌の位置については

まったく考えていませんでした。


低音もそうですが、

これは高音を出すときに

とっても役立ちます!



それから、

フィンガリング。


指を動かすときに

楽器が大きく動くのです!


それを口で補正しているので

とてもロスが多い。

もったいない!!


特に3番ロータリーや

F/Bを押したり戻すときに

楽器が大きく動きます。


そのせいで、

スラーがゴツゴツしたり、

音程がぶれたりしているのです。

今まで知らなかった~


この2点は

大きな気づきでした。


さすがプロです!



そう、

草野球の選手に、

中日の谷繁がマンツーマンで

教えてくれているようなものですね。


ありがたいことです!



すべった、滑った?!

先日の日曜、

いよいよ次の演奏会に向けて

練習が始まりました。


私は今回出演できないのですが、

練習のお手伝いをすることになりました。


前に出て、管分奏の指導?!


指導というのは言い過ぎで、

カチカチたたくメトロノーム代わりです


曲はブラームスの第一番。


初回の練習の割には

ほぼ全てのパートがそろっています。

すごい!


お互いちょっと緊張気味。


トロンボーンの都合もあり、

4楽章から始めました。


最初が肝心です。


挨拶をして、ちょっと小話で

場を盛り上げないと。


「おはようございます。

 今回から管分奏を見させていただきます。

 とはいっても、別に僕は偉くもなんともなく、

 メトロノームに毛が生えた程度 だと思ってください。」


一同シーン。。。。



やばい、スベッタ!



しかし、こんなことではめげません。



なんと神の思し召しか!

前日の朝日新聞、土曜版に

ブラームスの1番が特集されていました。

これは使える!

練習にその新聞を持参していきました。



「タイムリーなことに、

 先日の朝日新聞にブラームスの一番が

 特集されていました。

 ちょっと読んでみますね。


 ブラームスの交響曲第一番の第4楽章は

 混沌とした序奏のあとに

 朗々としたホルンの旋律が現れる。

 

 これは、ブラームスがアルプスのふもとから、

 クララ・シューマンの49歳の誕生日に

 捧げた旋律だ。

  「山高く、谷深く、あなたに1千回のあいさつを贈ります。」

 という歌詞をつけて。


 

 ということなので、

 ホルンのトップの○○さんは

 クララを思いながら吹いてください。」




再びシーン。。。。。。。






ヴッ、ヤバスギル!!




あぶら汗がにじみ出たのは

言うまでもありません。


この先、練習はどうなるのでしょう????

 



ブラームス ホルントリオ

次回のレッスンの課題は

ブラームスのホルントリオ

させていただきました。


バイオリンとピアノ、ホルンと

ちょっと珍しい編成の

とっても渋い曲です。


実は10年ほど前に

オーケストラの合宿で行われる

アンサンブル大会で披露しようと思い、

一度挑戦したことがあったのですが、

いろいろあって、

断念してしまいました。


あの頃は、

いろんな意味で青かったです。


当時、お世話になった

ホルンの先生の家に行って

レッスンをつけてもらったのも

この曲でした。

ちょっと褒められたりして

嬉しかったのを覚えています。



いろんな思いを胸に抱きながら

練習しています。


レッスンは来週。

さて、どんなレッスンになるのでしょう。





新年に思ふ

あけまして、おめでとうございます。


いつも訪問してくださる、皆様、

ありがとうございます。

今年もよろしくお願いします!


昨年は

ブログの内容が

時期によって結構バラバラなのでしたが、

今年はある程度、一定にしたいなと思っています。


今年の目標はこちら。

①演奏会を成功させる!

②レッスンを続ける!

③部屋をきれに使う!


①オケの体制がずいぶんいい加減でしたが、

スタッフの皆さんは、いろいろ考えてくれて

いい方向に向かいそうです。

僕もその一員として、

力を注いでいきたいと思います。


②昨年は素晴らしい先生と

出会うことができました。

回数は少ないですが、

レッスンに通って

ホルンの技術を向上させようと思います。

というか、もっとホルンを吹くことが楽しくなって

いろんな曲が吹けるようになりたい

と思っています。


③これが一番難しいかもしれません(笑)

一応、大掃除をしました。

いらないものは、たくさん処分しました。

部屋がとても広くなった感じがします。

この状態を1年維持していきたいですね。



それでは、

今年も皆さんにとって

良い年になりますように!


第九

年末の第九が定番になってから

どのぐらいの月日が経つのでしょうか。


毎年聞きに行くわけではないのですが、

今年は

話題の西本智実さんが近所に来るので

足を運んでみました。


余談ですが、

私も高校生の頃、

地元のオケで一度合唱に参加したことがあります。


その時の練習で

「カ行、サ行などの子音をはっきり発音するように。」

というアドバイスは

今でもはっきり覚えており

カラオケを歌うときにも役立っています(笑)


それはさておき、

西本さん、

なんと右手を怪我しているらしく

右手をつりながら、

左手で指揮をされていました。


少々痛々しく

なんとも大変そうでしたが、

メリハリの利いた

快活な第九でした。


西本さん、とてもかっこいいのですが、

どうしても宝塚の男役

に見えてしまいます。


これから年齢を重ねてくると

また違った味わいが見えてくるのかもしれません。


ホルンは

第九と言えば第3楽章。

4番ホルンに大きなソロがあります。


めちゃくちゃ低い、ペダルのB♭。

木管と一緒のユニゾンを奏でたあと、

オーケストラから解き放たれて

天に駆け上がるかのようなH-dur。

とっても美しいソロです。


死ぬまでに1度吹いてみたい!


それが、私のささやかな夢でもあります。



痛飲

昨日、本番が終わりました。


今回はファミリーコンサート。

クラシックになじみのない方や

お子さん向けの演奏会です。


プログラムは

第一部

ローエングリン第三幕への前奏曲

アンサンブル

  木管五重奏(モーツァルト)

  木管八重奏(モーツァルト交響曲第25番)

  金管五重奏(となりのトトロ)

  金管八重奏(ポギーとベス)

  打楽器(剣の舞他)

  弦楽セレナーデ(チャイコフスキー)


第二部

チャイコフスキー

  くるみ割り人形より抜粋

  ナレーション、スライド付き


私は

ローエングリン 1st

木管八重奏   1st

くるみ割り    2nd



大雪のため

お客さんの入りは今ひとつでしたが

来ていただいた方には

満足いただけたようです。

アンケートにも好評な意見が

多く見られました。


オケの出来も

アンサンブルは

まだまだといった感じですが、

くるみ割りは

練習でやってきたことが

本番でも形になり

いい具合に仕上がりました。


ただ、

オケのポテンシャルを考えると

もう一歩上の仕上がりまで

いけそうな気がします。

これは、練習の仕方を工夫することで

改善できると思っています。


個人的には

やはり今ひとつ。

リハ→本番と吹くと

バテてしまいます。

リハは結構手を抜いたつもりだったのですが、

それでもスタミナがもちません。


朝からなんとなく調子も悪かった。

唇に今までの疲れが残っていたのかもしれません。

本番に焦点を合わせるのは

難しいですね。

八重奏はとても音が高い。

しかもうすいところで。


High EsやDなどが

ポンポン出てきますが

本番ではことごとくはずしてしまいました。


それは仕方がないとしても、

ローエングリンやくるみ割りでも

大事な場面で

上の音をはずしたのが悔しい。

唇周囲の筋肉が

ハイトーンのアンブッシュアを支えきれない

といった感じでした。


後で聞いた話ですが、

「○○さんって本番弱いのね。」

と弦楽器の人にまで

そんな印象をもたれてしまったようです。


でも、誰も直接私には言ってくれません。。。

それもちょっと悲しい(笑)



演奏会終了後、

1次会でビール、ビール、ビール・・・

ホルンパートで2次会、焼酎、焼酎。

ホテルに泊まった友人のところにおしかけ、ビール。


おかげで今朝は

立派な二日酔い。


久々の痛飲となりました。

改革

市民オーケストラに所属して

かれこれ1年になります。


今まで大学、そのOBオーケストラで活動してきた自分には

理解しがたい部分も多々ありました。


運営、練習の進め方など、

とにかくゆるいというか、

なんというか。

市民オケはこんなもんかな、

と思いつつ、じっと耐えてきましたが、

とうとう我慢できなくなってしまったのです。


一時は退団も考え他のオケもあたってみました。

でも、

今の幹部の人たちも

オーケストラに対する思いは

僕と一緒でした。


男女問わずいろんな世代の人が

仕事の損得抜きで

集まれるって

そうあることではありません。

今まで僕が培ってきたことを

このオケに生かしてみよう

そう思うようになったのです。


幹部の人たちも

このままではまずいと思っているのですが、

どうしていいのかわからないのです。

そこで、僕が

オケを改革する手伝いをさせてもらいます。


もっとも、

改革といっても

そんなに大げさではないのですが。


でも痛みを伴うかもしれません。

しかし、

仕事も大事な時期を迎えようとしており、

家庭もある(妻と2人ですが)のに、

自分のエネルギーを趣味に打ち込んでしまって

いいものかどうか。


日々自問自答する毎日です。


それにしても、

今更ながらに思います。

僕のいたOBオケを運営している人たちはすごい!


練習場所が毎回違うので

移動や運搬も大変。

もちろん練習場所の確保も容易ではありません。


それに比べ

今のオケは、恵まれています。

練習場所は毎回一緒。

市の施設を優先的に使うことができます。

しかも、

なんとハープやtチェレスタまで持っています。

そんな環境を生かして

地域に愛されるオーケストラに

なりたいものです。



初レッスン!

皆様、お久しぶりです。

2週間も更新をさぼってしまい、

その間、訪問していただいて皆様、

申し訳ありません。


本業が忙しくなってきたこと、

オケの運営についての提案、

などなど、

考えることがたくさんあって、

ブログまで頭が回らなくなってしまいました。


そんな中、

先日ホルンのレッスンに行ってきました。


先生は名フィルに所属する方で

なんと私と苗字が一緒です!


オケの練習をみていただいたときに

すかさず個人レッスンもお願いしました。


初レッスンの日、

オケの本番でソロを吹く直前のように

緊張しました。


1時間を有効に生かそうと、

レッスン模様はMDにしっかりと録音。


レッスンの内容は

基礎的な音だしからはじまり、

ヴェクレ女史の「ホルンがもっとうまくなる」

教則本として使うことになりました。


実は、普段の音だしは

リップスラーとロングトーンのみ。

でも、この教則本を使うことで

いかに今まで口の周りの筋肉を使っていないか

実感することができました。


課題は跳躍。

スムーズな音の跳躍ができていないとの

指摘を受けました。

教則本で要練習です。


先生は、自分のもっているものを

惜しげもなく伝えようとしてくれます。


短い時間でしたが

とっても充実した時間を過ごすことができました。


今後も2ヶ月に1回の割合で

レッスンに通いたいと思います!


次の日、レッスンを復習しようと

楽しみにしていたMDを再生。


し、しかし何の音もしません。


そう、マイクがヘッドホンの端子についていたのでした。


残念、次回がんばります(泣)