バレエなお弁当屋さん | 酒と泪とホルンと・・・

バレエなお弁当屋さん

いつもお昼に行くお弁当屋さん。

手作り弁当がとってもおいしいのだが、

その娘さん(23歳ぐらい?)の

バレエの発表会があるとのことで

ご招待に預かりました。


受付で招待券を見せると、

「こちらへどうぞ。」と係の方が

席まで案内に。

そして、1階の招待席へ連れて行ってくれました。


そう、VIP待遇なのです!

嬉しいやら、恥ずかしいやら・・・


パンフレットを見ると、

なんと、

2ページ目に娘さんの写真とあいさつが

載っているではありませんか!


そう、

どうやら○○バレエスクールの№2!

振り付けも担当しているらしい。



さて、発表会は

バレエというよりも、創作ダンス。


小さな子供のかわいい踊りから始まり、

中学生ぐらいでしょうか、

本格的なクラシックバレエに近いスタイル、

そして、ちょっと前衛的な

大人のダンス。



発表会というから、

正直なめてかかっていましたが、

とても本格的。


自分達はもとより、

見てくれているお客さんに

楽しんでもらおうという気持ちが、

十二分に伝わってくる

素晴らしい発表会でした。



お弁当屋さん、

離婚して女手一つで、

娘さんを育ててきたらしく、

波乱万丈の人生を送ってきたようです。


お店も決して立派な造りではなく、

身なりも決して優雅ではありません。



でも、

娘には好きなことをさせたい、

というお母さんの気持ちを感じました。



それにしても、

自分達の演奏が恥ずかしくなってきました。

お客さんに楽しんでもらおう

という気持ちを

どれだけの人が持っているのか。


気になるところです。