アルプス交響曲 | 酒と泪とホルンと・・・

アルプス交響曲

リヒャルト・シュトラウス
リヒャルト・シュトラウス アルプス交響曲

もう少し前のことになるのですが、

ウィーン・フィルやウィーン国立歌劇場のメンバー30名ほどが来日し、

名古屋フィルハーモニーと共演しました。


今年の目玉は

リヒャルト・シュトラウスの

アルプス交響曲。


プロオケでもなかなか演奏する機会のない、

大曲です。


その演奏を聴きに行きました。







と言えば、普通ですが、


なんと、


れ、練習を聞くことができました!!



師匠の計らいで、

練習に潜入したのです。



いや~、すごかった!

興奮して鼻血が出るかと思いました。


1時から6時までの5時間、

アルプス漬けです!


ホルンは

1番と2番がウィーンのメンバー。

5時間アルペンを吹いても

ちっともバテません!


High F、Esも

ちょちょいのちょい!


とてもFシングルとは思えません。



それよりも、何よりも

音がよく溶けるのです。


ホルン同士はもちろん、

他の楽器との溶け具合も絶妙です。


他に気づいたのは

リズムの正確さ。

16分音符の動きがとても鋭い。

自分のリズム感の悪さを

痛感しました。


それから、

ピアニッシモの

なんて小さいこと!

それでいて、決して弱々しくないのです。


もちろん、弦楽器も

誰かサボっているわけではなく、

全員で弾いているのですが、

本当に小さい。


名古屋フィルのメンバーも素晴らしかったです。

初めての練習だというのに、

ウィーンの人々と

ばっちり合っていました。

さすが、プロですね。



素晴らしい5時間を過ごすことができました。

このような機会を与えてくれた

師匠に感謝です。


その余韻に浸るべく、

スコアを買って

アルペンを聞く日々です。